ピアノのお手入れ

 

ピアノのお手入れ方法について

 

ピアノは繊細な楽器です。重くて大きいため、設置したら移動させることはほとんどなく、その場所で一生を終えるということも少なくありません。他の家具のように大掃除の際にちょっと動かして風を通したり、裏側のホコリを落とすなどのお手入れもしている方は少ないと思います。

 

日本は気候の変化が大きいので、お手入れをしないとピアノにサビやカビ、害虫が発生する原因になります。自分でできる範囲のお手入れをして気持ちよく使えるようにすることが大切です。いつの日か買い替えや中古品として手放すことがあるかもしれません、その日のためにも定期的にセルフメンテナンスをしましょう。

 

ピアノには最適な環境というものがあります。湿度は50〜70%、温度は15〜20度です。
一年中適温・敵湿を守るためにも、エアコンのある部屋の直射日光の当たらない場所に置きましょう。

 

カラッと晴れた日には部屋に風を入れる、湿度が高くなったら除湿剤を使うなどしましょう。

 

また、時々、ピアノの屋根や鍵盤のフタを開けてみたり、普段使わない音域の音を出してみる。音が出ない、タッチが重い、雑音がする、音量のコントロールがしにくい、トリルが弾きにくいなどなど、こんな時は専門家に相談です。早く相談しすれば費用も安く済みます。

 

ピアノは大きくて目立つので、汚れも目立ちます。ピアノがホコリを被っているとお部屋の雰囲気もなんだかくすんでしまいますね。

 

ピアノの表面についたホコリは、ピアノ用の羊毛製の毛ばたきか、やわらかい布で軽くふき取ります。静電気でホコリを取るタイプのものは、消音機能つきのピアノには使わないでください。静電気でショートする恐れがあります。

 

鏡面ツヤ出し塗装のピアノの光沢を保つには、専用のツヤだし剤などを使ってムラにならないよう拭きあげます。その他の塗装仕上げ(サテン・ブラック・木目・反ツヤ)は、やわらかい布でのカラ拭きをしてください。

 

鍵盤は素手で触りますので、最も汚れやすいところです。やわらかい布でカラ拭きし、汚れが目立つ場合は、鍵盤専用のキークリーナーを使いましょう。象牙や人口象牙の鍵盤はキークリーナーは使わず、カラ拭きだけにしましょう。

 

市販の化学雑巾、家具用のツヤ出し剤などは、ピアノに不向きな成分が含まれていることがあります。お手入れ用品は、できたら楽器店で求めるようにしましょう。